『占い師入門』を読んで
読もうと思った理由
占い師になりたいと思って。
占い師って人との対話する仕事なので、自分の人の話を聴きたいという望みとあってるし、何より今タロット占いが楽しい。
本の内容について
第1章から第12章の本編と3本のコラム(作者以外の占い師による)。本編の最初と最後に「はじめに」「あとがき」の構成。
第1章で占い師の1日をイメージさせる若い女性占い師のとある1日の創作話。
第2章から第4章で占いについて。
第4章から第8章が学ぶ方法から開業、仕事について
第9章から第11章が占い師の注意点と、悪徳占い師について
第12章で、まとめとか作者のも思いとか
悪徳占い師については、占い師になりたいって思っている人以外の人も読んだ方がいいないよう。占いをしてもらう側として気をつけるべきことだと思う。
占いをしてもらいたい、占いで何らかの答えがほしいって人は、やっぱり弱ってる人で、それにつけ込むような占いは弱ってる人から搾取する占いだし、占ってもらった人がその悩みについてもう占わなくてもよくなる(悩みが解決・昇華できる)っていうのが、理想的な姿だよねって、納得した
読んでみての感想
私は今、10代ぶりに占いをしたくなり、タロットカードに初めて手を出して、楽しくなってしまっているところ。
占い師になりたいか?って言われたら、なれるならなりたいなーくらい。苦労はしたくない。
で、本読んで感じたのは、苦労は必要だなと。当たり前か。
あと、本の中にチャート式占い適正テストがあって、私は「数秘術」と出た。
ちょうど今、タロットにはまっていて、タロットをやる上でも相性が良いようなので、かじってみようかと思った。
『何者かになりたい』を読んで
読もうと思った理由
タイトルに惹かれて。
「何者」って映画が2016年に上映されて、観てはいないけど、自分が何者なのか、何者になりたいのかっていう問いは若者の問いとしてよくあるテーマだよな、とは思う。
不惑をすぎて、もはや数年。
それでも、まだ何者にもなれない救いのないおばさんも「何者かになりたい」という気持ちで読むことに。まさに今、迷っているし。
本の内容について
予想通りというか、私が甘いんですけど、予想以上に10代20代に焦点を当てた内容。
承認欲求や所属欲求から見た「何者問題」。チヤホヤされていたり、「おれら・わたしら」の中にいるときは感じない「何者問題」
現代のオンライン・オフライン社会の中での承認欲求や所属欲求のあり方から見た、現代特有の問題。
続いて、心理学的な「アイデンティティ」からの「何者問題」
アイデンティティの獲得・取捨選択・確率による自己の成長。それに続く、もしくはそれらと絡まる恋愛・パートナーシップの問題。
ここまでの流れは全て若者の話。自己が生まれて、アイデンティティを確立しながら成長していく過程の話。
何者問題は普遍的な問いでもあり、時代と共に問う内容に違いがある問題。
で、大抵は成長して自己を確立、もしくは他者との関係や肩書きの取得などによりあまり「何者問題」に悩まなくなる。
でも、若い頃の「何者問題」をくすぶらせていたり、理想の「何者」を獲得できなかった中年が、「何者問題」を再燃させてしまうことがある。
それについて、「大人になってからの何者問題」という章で、サラッと触れられている。
アイデンティティというもの自体が、自分の体の衰えなどの理由で奪われることもある、変化していくものであることから、年齢を重ねようと「何者問題」が無意味ではないし、あること自体を、まあ、受け止めましょうって感じた。
最後に、補足で「何者問題への処方箋」があり、印象的だったのは、
その中で「何者か」になったときには「そうでない何者か」にはなれなくなる
何者かになりたいって足掻いている時は、いろんな可能性があるけど、その中で取捨選択していくって、「何者か」にはなれなくなっていくっとことだよなあと、感慨深かった。
読んでみての感想
読んでいて、いろんなこと考えた気がするけど、気になったことだけ。
手元にあるものを手放さないこと、今の自分でも手が届くものを大切にすること
今、というか昔から、リセット癖がある。
今いる状況や環境から逃げて、すべて捨ててしまいたくなる。
若いうちはそれでもいいのかもしれないけど、自分の過去を否定すると、自分を嫌いになっちゃうんだよね。自分が今までに取得・獲得したもの(所属や学歴・知識・人間関係など)は自分を形づくるものとして受け入れ、大事にするのが大事だよなあってつくづくと思った。
ましてや、今、中年ですよ。人生の半分終わったよ。
どんなに「今」この瞬間から逃げたくても、自分を形づくるものを捨てるのは、自分のアイデンティティを放り投げる行為と同じだよなって思った。
次に、
あなたと特徴づけ、あなたが何者かを雄弁に語ってくれるのは、手放したくないと思うものや愛着があって簡単には交換できないと思うもの、かけがえのないもののはずです。
これ、これ。
これが見つからないの。
もう、中年が何言ってるのって感じなんだけど、これがわかんない。
いや、あるんだと思うんだ。多分、失って見るとやっぱり大事だったなあってヤツが。
で、うつのせいかわかんないけど、今は何も大事に思えない。だから、ちょっとでも気持ちが動くものを大事にしたいんだ。
『オタク中年女子のすすめ』を読んで
読もうと思った理由
40女よりババアだけど、オタク中年女子の仲間に入れてもらえるかなと思って。
オタク中年女子になりたい、何か萌えや推しを見つけて熱中してみたいと思っていたので。
後、目次を見たら、「おっさんずラブ」の文字があって、好きなドラマだったこともあり興味をひいたため。
本の内容について
オタク趣味や萌え、推しについて語られた本ではなかった。むしろフェミ?男女問題?子育て?といった感じで、幅広く女性が抱えがちな問題について触れられている。
まっすぐ一本道の内容ではない。
読んでてわかったんだけど、本ができた経緯から、当然。本の多くの部分は雑誌等の媒体に掲載されたコラムを加筆修正したもの。それらの前後に40代前後の女性の悩みとそれに対する答えとしての「オタク中年女子」みたいなのを繋げてみてる感じ。
読み手をどのそうを想定しているかのも、プレ40代女子に向けて書いている部分も同年代女子に対しての言葉だったする部分もあり、バラバラ感なじ。
「オタク中年女子」バンザイみたいな感じではなく、女性も男性ももっと自由度が高い生き方(働き方)してもいいんじゃないかって問いかけてくる印象。
読みやすかった。
読んでみた感想
オタク女子に対する作者の憧れは、共感できる。
私も「好きなことに一生懸命になって、そのことさえ考えていれば幸せで、それを燃料に浮世の小事など乗り越えていける。」そんな人に私もなりたい。でも、オタクになれない。
たくさん好きなことある(?)でもハマりこめない。
物事にはまって推し活万歳みたいな本を読んで、その気持ちに擬似体験したかったんだけどな。
でも、この本の中には女性の生きていく上で、いろんなヒントが散らばっている。なぜなら、女性が悩みがちなことがらがつまみ食いするカタログみたいに次々書いてあるから。
その中で、私に響いたのは「女は回遊する生き物だ」ということ。
働かない時期もあるし、働く時期もあるし、何周したっていい。
本の中にもあるように日本社会って一度無職になると、社会復帰しづらいとすごく思われている。
うつ病で休職してすごく焦るのも、自分が社会復帰できなくなるというプレッシャーだ。
でも、私は以前からキャリアを変えたいと思っていたし、怖がって現在のレールを下りられなかった。
今、強制的にレールを降りれるかもしれない局面にきてる。
「女は回遊する生き物」
そういうふうに自信を持って生きていけたらいいな。
『傾聴術 1人で磨ける“聴く”技術』を読んで
読む前に思っていたこと
窓口業務の経験が長い。人と話すのはわりと好き。
年齢を重ねても人と話す環境がほしいなと何となくずっと漠然と思っている。
自分が人を惹きつけるタイプでないことは人生の中でわかっているので、人と話す仕事なりボランティアなりで、歳をとってもできるものを考えていた時に「傾聴ボランティア」になりたいなって思ったことがある。
調べてみたら、対して募集してなかったので、必要ないのかも。でも民生委員とかなれば、お年寄りの話を聞いたりすることになるのかな。
私、人の話を聞いてあげるのが下手だと思う。
人の話を上手に聞いて、人にもっと話したいと思ってもらえる人になりたいなと思った。
本の内容について
傾聴術についてさっくり説明した後、実際の傾聴術のトレーニングが主。
例題があって、自分なりの解答を考えた後、解答例と解説を読みながら、傾聴術について学ぶ。
最後に、傾聴力をつけるために有効な手法を3つ紹介する流れ。
単に会話を続けたり、楽しく対話するようなコミュニケーション術と違って、傾聴は相手の心をほぐして、引き出していくので、全然違うアプローチになるのだと参考になった。
読んでみて思ったこと
私自身が傾聴を必要としているから、この本を手に取ったのだ思った。
傾聴に興味を持ったのも、私自身の話を誰かに聞いてほしいから、人の話を聴く側にまわることによって、自分の話も聴いてもらいたいという下心がある。
この本を読んでいて、結婚してからの10年間夫と対話してきたことが、自分を傷つけてきたことも理解できた。
夫はとても優秀な人で、私の愚痴に対して合理的なアドバイスを返し、なぜそのような行動を取らないのかと聞いてくることが多かった。
それ自身は男女の間の思考の違い(男は解決したがり、女は共感を求める)に過ぎなくて、夫の言動に傷つきすぎる自分を責めてきた。
でも、この本を読んで、自分の悩みの本質を思うことなく端的なアドバイスを返してくる夫に対し、私が傷つき絶望を深めてもおかしいことではないんだなと感じることができた。
また、傾聴という技術がやはり普通のコミュニケーションでは難しいものであり、その役割を夫に求め過ぎてきたのは負担だっただろうなと思うことができた。
本の中に「聞き手のうちにある未解決のこころのしんどさは、傾聴を妨げる」とあり、最後の傾聴力をつけるための手法にも、聞き手自身がカウンセリングを受けることが挙げられている。
まさに今、私はカウンセリングを受けている。この本を読んでみて、私と対峙している臨床心理士がどういう考えを持って私と対話しているのかわかった気がした。その上で、まだ私は心を開ききれていないのも何となく感じた。それでも、私の傷は少しずつ明らかになってきていて、それと向かう気持ちもできつつある。
カウンセリングを受けられる現状に感謝したい。
『完全ひとりビジネスを始めるための本』を読んで
読む前に思っていたこと
副題にあるとおり、自宅にこもったまま生活したいと思った。
中をパラパラと見て、ネットとかを使うのは分かった。
書いてある手法とおりはできなくても、何かきっかけになればなと思った。
本の内容について
ワードプレスを使ってブログを書いて、グーグルアドセンスで月3万を稼ごう、物販広告も使って+7万と言う内容。
基本の次のステップ(ウェブライター、紹介記事業務)、さらに事業を脱して事業を広げる場合の例なんかもあって、具体的に行動が取りやすい。
とにかく最初3ヶ月はブログ記事を書き続けるって言うのが、とてもわかりやすくて良かった。
あと、副業として始めることと目標金額や目標とするブログの閲覧数などの数字がわかりやすいのも良かった。
読んでみて思ったこと
自分が稼げるイメージはない。
3ヶ月も一生懸命書けるようなものが浮かばない。
でも、100記事くらいなんか書いたら、なんか見えてくるものがあって、こーしようあーしたいみたいな気持ちになれたらいいなあ。
とりあえず、ブログ100記事書こう。
『だったら「仕事」やめちゃえばぁ…⁉︎ 』を読んで
読む前に考えていたこと
仕事を辞めたいと思っていた。
背中を押してもらえる本になるかと思って読むことにした。
本の内容について
本の内容は「はじめに」と1〜5の5つの章、「おわりに」で構成されていている。
はじめに
第1章 キミの会社の時給はアルバイトより安いかも
第2章 このままでは大変なことになる⁉︎
第3章 ボクはこうして時間を売らない生活を手に入れた
第4章 考え方を変えれば人生が変わる!
第5章 成功するためにいますぐやるべき12のこと
おわりに
とにかく意識転換を促す内容。
具体的な起業方法についてはそれほど書いてない。
なんで金儲けに否定的なのか、何で社畜のままなのか、そこから抜け出せない理由。抜け出していいと言う根拠。それをしないといけない理由。
そんで、意識を変えたら、とにかく行動すること、具体的な数字に落とし込んで目標やするべきことを考えること。そのために無駄な時間を使わないこと。
文章は読みやすくて、親しみやすい感じ。
30分くらいで読める。
読後の感想
私みたいに、やる気のない人間はとにかく行動しない。
自分の考えや行動に自信がない。
なので、この本を参考に起業することはないかな。
だけど、世の中にはびこる「働かねばならい」「勤勉に」「愚直に」みたいなのは疑問にも思っているし、「楽な仕事なんかない」と言われて、そうかな?といつも思っているので、勤勉に働きたい人々からの意見に潰されない一つのものの見方として、参考になりました。
こう言う本読むと、やっぱり起業する人間て、とにかく行動を起こせる人なんだなって思う。
なんで仕事を辞めないのか
うつ病と診断されて休職している私が、仕事がイヤでしょうがないけど、仕事を辞めない理由。
うつ病かもしれないから。
うつ病の人は重大な決断をしない方がいいと、いろんなところに書いてあるから。
休職してますが、現在まだ手当(?)が出ているし、まだ職場から退職を迫られてないから。
元気になったら、もしかしたら、もう一度仕事したいとか、仕事辞めなきゃよかったとか思うかもしれないと思っているから。
私の仕事って特に有能で優秀でなくても、勤まるんですよ。
でも、私、「うつ病」って診断もらっちゃったんですよ。
もう、無能じゃん。
でも、私の仕事って福利厚生が良いので、すぐ退職ってならないんですよ。
正直、仕事、戻りたくないけど、もしかしたら、元気になったら、とか思ってしまうので。
ギリギリまで粘った方がいいのかなあと。あとは、開き直りかな。