『カウンセラーが語るモラルハラスメント』を読んで
読もうと思った理由
夫がモラハラっぽいから。でも、モラハラで一般的に言われている人物像と比べると全然普通の人。
むしろ私の方がヒステリー。
もっと深くモラハラについて知ろうと思ったから。
読んでみて思ったこと
読みながら思ったことは、私みたいに相手の行動がモラハラの典型的なパターンに一致してなくてもこっちがモラハラと感じて、被害を受けていれば、モラハラなんだなってこと。
それと、モラハラ加害者に対して「モラハラだ!」「あやまれ!」「言動を直せ!」ってのは意味がないんだなと。
私の夫の言動はたまたま私の性格や受け取り方の結果、私にとってモラハラ的な精神的傷を与えていたのかもしれない。
だから、私が変わる、もしくは私以外の人間なら夫はモラハラパーソンではないのかもしれない。
でも、私にとっては夫の言動はモラハラだし、その結果、私は罪悪感や後ろめたさに漬け込まれて、自分を見失って、どんどんドツボに落ちていた。
だから、夫から離れるしかない。
夫の言動が私を傷つけてると説明しても、受けれてもらえない、むしろ激しく責められるなら、夫から離れるしかない。
モラハラパーソンはモラハラを認めないし、自分の言動を変える気もないから、モラハラパーソンを説き伏せようと攻撃するだけ無駄だし、自分の傷を深めるだけ。
モラハラパーソンとの付き合い方は、離れるか許容するか。
離れる方がずっと簡単だ。
モラハラパーソンであることを受け入れ、その言動に振り回されない、傷つかないようにするのはかなり辛い。というか不可能に私は思える。
だから、この本を読んで、私は夫と離婚することはしょうがないんだなって思えた。
夫がモラハラ、もしくはモラハラかもって人はみんなこの本を読んでほしいな。
モラハラ被害者が加害者化する点についても説明があって、自分がモラハラに囚われることが、モラハラ被害の連鎖をつなぐことになるってことに気づける。
また、そこに気づくと、モラハラに対峙しつづけることが本当に百害あって一利なしだって納得できる。
被害者にとって優しいだけの内容ではないけど、モラハラ対処としては一番正しいことを教えてくれてる気がしました。