うつろぐ

うつなので、楽しいことだけする

『オタク中年女子のすすめ』を読んで

読もうと思った理由

40女よりババアだけど、オタク中年女子の仲間に入れてもらえるかなと思って。

オタク中年女子になりたい、何か萌えや推しを見つけて熱中してみたいと思っていたので。

後、目次を見たら、「おっさんずラブ」の文字があって、好きなドラマだったこともあり興味をひいたため。

 

本の内容について

オタク趣味や萌え、推しについて語られた本ではなかった。むしろフェミ?男女問題?子育て?といった感じで、幅広く女性が抱えがちな問題について触れられている。

まっすぐ一本道の内容ではない。

読んでてわかったんだけど、本ができた経緯から、当然。本の多くの部分は雑誌等の媒体に掲載されたコラムを加筆修正したもの。それらの前後に40代前後の女性の悩みとそれに対する答えとしての「オタク中年女子」みたいなのを繋げてみてる感じ。

読み手をどのそうを想定しているかのも、プレ40代女子に向けて書いている部分も同年代女子に対しての言葉だったする部分もあり、バラバラ感なじ。

「オタク中年女子」バンザイみたいな感じではなく、女性も男性ももっと自由度が高い生き方(働き方)してもいいんじゃないかって問いかけてくる印象。

読みやすかった。

 

読んでみた感想

オタク女子に対する作者の憧れは、共感できる。

私も「好きなことに一生懸命になって、そのことさえ考えていれば幸せで、それを燃料に浮世の小事など乗り越えていける。」そんな人に私もなりたい。でも、オタクになれない。

たくさん好きなことある(?)でもハマりこめない。

物事にはまって推し活万歳みたいな本を読んで、その気持ちに擬似体験したかったんだけどな。

でも、この本の中には女性の生きていく上で、いろんなヒントが散らばっている。なぜなら、女性が悩みがちなことがらがつまみ食いするカタログみたいに次々書いてあるから。

その中で、私に響いたのは「女は回遊する生き物だ」ということ。

働かない時期もあるし、働く時期もあるし、何周したっていい。

本の中にもあるように日本社会って一度無職になると、社会復帰しづらいとすごく思われている。

うつ病で休職してすごく焦るのも、自分が社会復帰できなくなるというプレッシャーだ。

でも、私は以前からキャリアを変えたいと思っていたし、怖がって現在のレールを下りられなかった。

今、強制的にレールを降りれるかもしれない局面にきてる。

「女は回遊する生き物」

そういうふうに自信を持って生きていけたらいいな。